絵本「Cats and Bats and Things with Wings」
最近、なぜか絵本が気になって仕方ありません。
1970年代以降のグラフィックデザイン界に輝くデザイン集団Pushun Studioの創設メンバーであるミルトン・グレイザーが、イラストを手掛けた動物ドローイング・ブックです。このスタジオは、広告、アニメーション、レコードジャケット、本の装丁など時代を牽引した革新的なアートワークを発表し、幅広く活躍しました。
この作品「Cats and Bats and Things with Wings」は、ワニ、カエル、カニ、タコなど様々な動物が、毎回タッチの異なるイラストで登場します。カラフルな色使いのページがあれば、モノクロの線画のみのページ、だまし絵のようなトリックページもあり、エディトリアルセンスが抜群な秀逸な出来栄えとなっています。また、ポエムが独特の味わいを出していて、絵本やデザインという枠を自由に乗り越えた、飛び回る創作力を感じる作品になっています。
このような作品に出会うと嬉しさでワクワクすると同時に、なんともいえない嫉妬のような悔しさも覚えます。そんな複雑な気持ちにさせられる出会いがあるから、最近絵本に魅せられてるのかもしれません。

