Sakura@Meguro River

ArtのARCHIVES
最近、地方への出張が続きました。先日、ある案件で岐阜のスノーリゾートにて、早朝からナイターまでの長〜い撮影を行いました。その後、宿泊地の名古屋に戻りシャワーを浴びてから、いざ夜の街へ。タクシーに乗り込み、地元の手羽先の定番「風来坊」へ向かいました。しかし、途中でタクシーの運転手に「おれが行く手羽先屋は、つばさやだ。」と告げられたのです。これには一同気持ちが揺れ動きました。地元住人の言うことに従うか、それとも、以前からきめていた「風来坊」を目指すか。
ふと僕の脳裏に、札幌でタクシーの運転手さんに進められるがままたどり着いたラーメン屋が絶品だった記憶が蘇りました。時間はすでに夜の9時をとっくにまわり、お腹も我慢の限界に達していたばかりでなく、昼間スキー場で強い紫外線を浴び雪の中を歩き回ったおかげで、疲れもピークでした。
一同、腹を決め「風来坊」にかけることにしました。
店に到着。チェーン店とは思えないアットホームな雰囲気の中注文すると、その手羽先がめちゃうまい。生ビールもうまい。これぞ至福のとき。さらに小さな「みそかつ」、これもまた絶品だったのでした。
仕事の後の食事はおいしい。特に、仕事がハードだとその後の食事(&ビール)は、さらにおいしい。しかも地方の名物をいただくからよけい上手いわけです。これが地方出張の醍醐味ですね。
結局、手羽餃子も天ぷらも存分に食べ尽くして、名古屋のディナーを終えました。ごちそうさまでした。
自分の日常に無いことは、やはり新鮮で刺激的です。この感覚が、昨今のご当地グルメブームをもりあげるのだろうと勝手に理解して名古屋の夜を満喫しました!

インドの地でマドゥバニ・ペインティングを見るために、デリーに行ってきました。マドゥバニ・ペインティング(ミティラー画)とは、インドの東北部、ネパールとの国境近くに位置するミティラー地方で、母から娘へ3000年にわたって伝承されてきた壁画なのです。
空港に深夜2時頃に到着。危ないとの前情報をよそに、生マドゥバニ・ペインティングに会える興奮を押さえながらデリーイン。仮眠を少しとり、お昼前には、デリー中心にある「Craft Museum」に直行。ここは、インド全土から集められた芸術的価値の高い民芸品・工芸品を紹介している美術館です。
僕が、このアートに興味を示し、描き出すきっかけになったガンガー・ディヴィーさんという女性アーティストの壁画も展示されていました。
この美術館の規模からみるとマドゥバニ・ペインティングのコーナー自体はごくわずかでしたが、ビハール州からやってきた2人の青年アーティストが、実演・展示販売をしていました。そのひとり、ウメッシュ・クーワ(Wmesh Kuwa)と連絡先の交換をしました。感じのよい素朴な好青年でしたそして、お土産品として展示販売されている、かなりの数のマドゥバニ・ペインティングの作品も鑑賞する事ができました。しかし、全体のレベルが粗雑で低いことが少し残念でした。これは、このペインティングが、お金になるということがわかると、周りの人々がこぞって描き始めたため、作品レベルの差が顕著にあらわれたことに原因があるようです。このように見るとガンガー・ディヴィーさんといアーティストが、いかに抜きん出た才能の持ち主だったかということが改めてわかりました。
自分のイラストレーションのルーツを追いかけるような楽しい有意義なインドの旅となりました。次回は、ビハール州マドゥバニの村に、必ず行こうと思います。

RENTを鑑賞してきました!これまで映画や映像では見たことがあるものの、生のミュージカルを鑑賞したのは初めてでした。予想以上の面白さと作品の出来映えに脳みそが震えました。なんとなく、イッセー尾形の独り芝居を思い出しました。
原作・作詞・作曲・脚本を手がけたジョナサン・ラーソンが、公演初日の朝に亡くなるという衝撃と共にスタートしたこのミュージカルは、そのテーマが実にすばらしい。現代社会に生きる若者の憤りや焦燥感、理想と現実のギャップ、人種の壁、性別やドラッグ問題、恋愛など、96年初演とは思えないほど、21世紀の今も抱える様々な問題を題材にしており、観ている者の心の琴線に触れるものでした。13年経った今も色あせる事の無い、素晴らしいエンターテイメント作品でした。モノを創造する事を生業にする人間として、その出来映えに嫉妬心みたいなものが思わず込み上げて来るほど揺さぶられた夜になりました。

